電力需給調整システム

 電力受給調整システムは、電力ネットワーク会社が水素電力貯蔵システムと揚水発電を使って、電力の需要と供給が同時同量とする制御を行うシステムです。


 天気が良く太陽光発電量が多くなる、風が強く風力発電量が多くなるなどで電力ネットワーク全体の供給量が需要を上回った場合は、即座に上回った電力分の需要量を増加させるため、電力受給調整システムからの指示に応じて、水素電力貯蔵システムは、個体酸化物形電解セルを使用して水素を製造し電力を消費し、揚水発電所は、下部のダムから上部のダムへ水をくみ上げ電力を消費します。


 また、気温が上がりエアコンや冷蔵庫の需要が高くなり電力ネットワーク全体の需要量が供給量を上回った時は、電力受給調整システムからの指示に応じて、即座に上回った電力分の供給力を高めるため、水素電力貯蔵システムはタンクに貯蔵した水素を使い固体酸化物燃料電池で発電し、揚水発電所は上部のダムから下部のダムへ流れる水を使って発電します。


 これらにより電力ネットワーク全体の電力需給調整を行います。


 水素電力貯蔵システムは、各所の合計出力容量が電力ネットワークエリア内の需要最大電力を5%程度超える電力となるよう設置することで、太陽光発電や風力発電などの電源がすべて停止しても貯蔵水素が無くなるまでの間、電力の供給が可能となります。


 この電力受給調整システムにより、太陽光発電や風力発電の接続制限を無くして拡大することができます。


水素タンクの貯蔵量管理

 各所の水素電力貯蔵システムの水素タンクの貯蔵量を管理し、電力需給調整に必要な量を超えそうな時は、空港、港湾などに近い水素電力貯蔵システムの水素タンクから水素を取り出し、その水素と空気中の窒素で高温蓄熱装置の熱を利用しアンモニアを作ってアンモニアタンクに貯蔵します。この作られたアンモニアはタンクローリーで空港、港湾に輸送し航空機や船舶の運航に利用します。


 逆に、電力ネットワーク全体の水素電力貯蔵システムの水素の量が電力需給調整に必要な量から極端に少なくなった時は、アンモニアをタンクローリーで外部から運び込み、アンモニアを水素に変え水素電力貯蔵システムの水素タンクに注入し電力需給調整に利用します。

「引用」著作物掲載URL

「再生可能エネルギーを活用する水素電力貯蔵システム」

https://www.global.toshiba/content/dam/toshiba/migration/corp/techReviewAssets/tech/review/2013/07/68_07pdf/f04.pdf

「京極発電所」

https://www.hepco.co.jp/energy/water_power/kyogoku_ps.html

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