栃木県下野市の県央浄化センターでは、世帯数24,119、人口60,081の下水汚泥を処理する過程で発生するメタンガスから水素を抽出し、発電出力105kWの燃料電池を3台設置して年間約250万kWhの発電を行っています。
日本の人口は、約12,488万人で栃木県下野市の人口の約2.1千倍で、年間52億kWh発電できることになります。
街路樹の落ち葉を、回収して消化タンクに入れることで、生成メタン量を、多くすることができます。
消化ガスのメタンは、二酸化炭素を出さないターコイズ水素製造装置を使たメタン直接分解で固体炭素を生成することができます。生成した個体炭素は、グラファイトやカーボンナノファイバーなど付加価値の高い固体炭素で、これらはリチウムイオン電池やタイヤなどへの幅広い用途に利用できます。
ターコイズ水素製造装置で製造した水素は、個体酸化物形燃料電池と廃熱利用蒸気タービンを組み合わせたハイブリットシステムで利用し発電します。ターコイズ水素製造に900℃の熱が必要となりますが、この熱は個体酸化物形燃料電池の高温動作熱を利用します。
「引用」著作物掲載URL
「消化ガス発電設備等の整備状況」
https://www.pref.tochigi.lg.jp/h14/shoukagasu_seibijyoukyou.html