家畜糞尿バイオマスガス発電
家畜糞尿バイオマスガス発電画像

 家畜糞尿バイオマスガス発電は、『畜産バイオガスプラント・プロジェクト』で2,270頭の牛の糞尿で年間282.8万kWh発電できるとなっています。


 農林水産省の畜産統計(令和4年2月1日現在)に掲載の全国の牛の飼養頭数は4,170千頭で、この頭数から年間51.9億kWh発電できることになります。


 近隣農業の廃棄植物を燃やさずメタンガスタンクに入れることで生成メタン量が多くすることができます。


 このメタンをメタン直接分解によるターコイズ水素製造技術を使って、二酸化炭素を出さず固体の炭素を生成し、製造した水素は、個体酸化物形燃料電池と廃熱利用蒸気タービンを組み合わせたハイブリットシステムで発電します。


 ターコイズ水素製造に900℃の熱が必要となりますが、この熱は個体酸化物形燃料電池の高温動作熱を利用します。生成した炭素は、グラファイトやカーボンナノファイバーなど付加価値の高い固体炭素でリチウムイオン電池やタイヤなどへ幅広い用途に利用できます。



「引用」著作物掲載URL

「畜産バイオガスプラント・プロジェクト」

https://www.maff.go.jp/j/shokusan/biomass/b_kihonho/local/attach/pdf/keikaku_sakutei-138.pdf

「畜産統計調査」

https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/tikusan/index.html

「ターコイズ水素製造」

https://www1.gifu-u.ac.jp/~asatolab/suiso/hydrogen.html

「固体酸化物形燃料電池(SOFC)とマイクロガスタービン(MGT)のハイブリッドシステム 」

https://power.mhi.com/jp/news/20180131.html

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