日本の温室効果ガスの発生量は、環境省ホームページ掲載の『2018 年度(平成30年度)の温室効果ガス総排出量(確定値)について』のとおり次表の計1,240.7百万トンとなっています。
温室効果ガス | 百万トン(CO2換算) | 比率(%) |
---|---|---|
二酸化炭素 | 1,138.0 | 91.7 |
メタン | 29.9 | 2.4 |
一酸化二窒素 | 20.0 | 1.6 |
代替フロン等 | 52.8 | 4.3 |
計 | 1,240.7 | 100.0 |
この表のとおり温室効果ガスの中で二酸化炭素が91.7%で圧倒的に多く、メタン、一酸化二窒素、フロン類はCO2換算してこれらを合わせても8.3%と小さな比率となっています。
二酸化炭素を削減することが、地球温暖化防止に必須であることが分かります。
この二酸化炭素の排出は、同じ資料の『発電及び熱発生に伴うエネルギー起源のCO2排出量は、電力及び熱の消費量に応じて各部門に配分されている「各温室効果ガスの排出状況」』に記載されている部門毎に次表のとおりとなります。
部 門 | 百万トン | 比率 | (電力由来) | (比率) |
---|---|---|---|---|
産業 | 398.0 | 35.0% | (114) | (10%) |
運輸 | 210.0 | 18.4% | ( 11) | ( 1%) |
業務その他 | 196.0 | 17.2% | (137) | (12%) |
家庭 | 166.0 | 14.6% | (114) | (10%) |
エネルギー転換 | 89.4 | 7.9% | - | - |
工業プロセス | 46.4 | 4.1% | - | - |
廃棄物焼却 | 29.0 | 2.5% | - | - |
その他 | 3.2 | 0.3% | - | - |
合 計 | 1,138.0 | 100.0% | (376) | (33%) |
この表から、電力由来の火力発電による排出が33%あることが分かります。また、化石燃料を使って走る自動車による二酸化炭素の排出が18.4%あることが分かります。
また、業務その他部門、家庭部門の電力由来などを除いた暖房と給湯などに使われる石油、都市ガスの燃焼による排出は約8%あります。
『2018 年度(平成 30 年度)の温室効果ガス排出量(確報値)について』https://www.env.go.jp/press/files/jp/113762.pdf